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財務状況を測る指標 -1-

財務指標とは、財務諸表から加工したデータ・指標であり、財務分析をする際に役立つものです。

安全性や成長性といった様々な切り口から分析できます。
財務指標には、それぞれの切り口を分析するのに適したものがあり、それらを使って企業の健康状態をチェックすることができるのです。代表的なものとしては、以下の通りです。

□成長性:売上が伸びているか?利益が伸びているか?
・増収率
・営業増益率

■収益性:ブランド力はあるか?採算はよいか?
・売上総利益率
・売上高経常利益率
・ROA、ROE

□安全性:財務体質は安全か?負債や固定費は適当か?
・流動比率
・自己資本比率

□効率性:経営上のムダはないか?
・総資本回転率
・棚卸資産回転率

・売上高総利益率(売上総利益[粗利]÷売上高×100)

総利益とは商品を販売して得られる粗利益のこと。モノそのもの以外にどのくらいの価値があるのかを示したもので、この金額を売上高で割り戻したのが、売上高総利益率。

一般的には、サービス業やソフトウェア産業などは、粗利益が高く、卸業や商社といった業態は粗利益が低いビジネスだといわれます。

売上高総利益率の低い企業は概ね、高い回転率によってビジネスを継続させているのが特徴的ですね。

・売上高経常利益率(経常利益÷売上高×100)

経常利益とは、企業が事業であげる収益(営業利益)に、事業以外で毎年発生する営業外損益などを加えたもの。

企業の本来持つ収益性を見る際に使用される指標で、売上高で割ることで%表示で収益性を表現します。

JR東海(2008年3月期、単体)の事業本来の収益である営業利益率は約33%で、経常利益は約20%。

つまり、売上高の約13%は、借入金の利息返済などの、本来の事業とは直接関連ないけれど、毎年定期的に発生する費用によって費用計上されていることになります。

・ROA(当期利益÷総資産(=資本)×100)

Return On Asset。つまり、総資産利益率のことで、当期利益(税引き後利益)利益を総資産額で割ったもの。

企業の総合力を示す指標ですが、資産がどのくらいの売上高につながるかを示した【資産回転率】と収益性を示す【利益率】の2つの要素に因数分解され、それぞれを分析することが一般的です。

グーグルやヤフーといったIT系企業は多額の資本を必要としないため、機械を必要とする製造業や店舗・工場を必要とするサービス業などと比較すると、ROAが高くなることになります。

・ROE(当期利益÷自己資本×100)

Return On Equity。つまり、自己資本利益率のことで、当期利益を自己資本額で割ったもの。

ROAと共に、企業の総合力を示す指標として使われます。

株主から調達した資金などの自己資本をどのくらい効率的に利益に結び付けているのか、といったように、株主の投資がどの程度のリターンを生み出したのかを示すもので、投資家の投資判断となる指標。

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MBAで学ぶようなトピックを、ちょっとずつかじれます。
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