人材フローマネジメントとは、人の流れを社内でどううまくつくっていくかということ。
人の流れとは、入社して、教育を受け、配置され、異動し、あるいは昇進し、抜擢され、会社を辞めていく(退社、代謝)までのことです。
人材フローマネジメントを考える際には、中長期的に「人の能力」を捉えることが重要。
つまり、
仕事で役立つ能力とは何か?
採用・育成・配置においては、そうした能力のどの部分を見て、どう伸ばし、どうスクリーニングしたら最も効果的か?
ということを考えなければいけないんですね。
ここでは、人の能力を4つのフレームワークで捉えます。
1.スキル
知識、専門性、習熟、経験、技能などで、何ができるか以上に、短期的に新しいものを学べるか、が重要。
2.地頭の良さ
IQの高さなど、変化しにくい能力。ただ、仕事に最低限必要なレベルを超えているかどうかが重要。
3.行動特性・思考特性
いわゆるコンピテンシーのことで、成果に結びつく能力のこと。
4.動機
達成動機や感謝動機など、内側からドライブする安定した要因のこと。
沖縄でカスタマーサポートのアウトソーシングを受けている会社。当初はITリテラシーを重視した試験で、70%以上獲得した人を採用して詰め込み教育をしていましたが、退職者が続出。
それ以後基準を変更し、試験の40%以上獲得者を一次合格とし、二次試験までの2週間での点数の上昇度により採用するようにしました。
このようにスキル習得能力や自発的学習の促進を重視するようにしたことで、退職者も減り、今では全国のコールセンターで最高水準の技術力を誇るようになっています。
9・11テロ事件後、大手航空会社の中で唯一黒字を保つ航空会社。自社の提供価値に合った人材を、パーソナリティレベルを重視して採用し、リテンション(人材の保持・維持)して成功しています。
人を喜ばせることが大好きで、喜びを感じる人をビヘイビアインタビューにより採用し、最初の職種が向いていなければ、年に1回【1日体験デー】で違う職種を体験させて適性を判断させ、希望すれば職種転換を支援しています。
提供価値に基づいた人材フローマネジメントをうまく行っていますね。
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