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企業のDNA

企業にとって、市場で勝つための戦略は2つあります。
それは、「勝つ戦略」と「負けない戦略」。

特に、昨今のように市場が成熟した経営環境の中では、勝つことにフォーカスするよりも、カリスマ経営者がいなくても持続・維持していけるような「負けない戦略」を実行していくことが重要になってきます。

つまり、事業ビジョンやコーポレート・ウェイのように、企業のDNAを表現し、根付かせていくような仕組みを創る経営が、今後はより重要性を増していきます。

ジョンソン・エンド・ジョンソン、リクルート、あるいはホンダなど、この厳しい経営環境の中で強さを発揮している企業というのは、「仕組み」をしっかりと創り、「負けない戦略」を愚直なまでにやり続けています。

そうした「負けない戦略」を実行する際のポイントは、ABC。

A:当たり前のことを、
B:バカにしないで、
C:ちゃんとやる

ということです。簡単ですが、それができるかどうかで大きな差になってきます。

ジョンソン・エンド・ジョンソンのDNA

ジョンソン・エンド・ジョンソン社の企業理念は「我が信条」として有名。1943年以来、顧客に対する責任、社員に対する責任、地域社会に対する責任、そして株主の責任の4つの責任を明記しています。

18~24ヵ月サイクルで「クレドサーベイ」という従業員調査を行い、社員が会社を評価する仕組みや、クレドが時代に沿ったものか、自社の考えを正確に表しているかなどを常に考え、議論する仕組みを創り、DNAを徹底的に根付かせています。

リクルートのDNA

リクルート社の「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」という言葉は、同社の起業家精神を表すDNAとして有名。

それを根付かせる仕組みとして、New-RINGという新規事業創造・提案制度という、いわゆる社内ベンチャー制度があります。同制度では、年間で140件ぐらいの事業提案があり、それに参加する人数は500人ほど。ここから生まれて成功した事業は「ダ・ヴィンチ」や「ゼクシィ」などたくさんあります。

ホンダのDNA

本田技研工業に根付くDNAは「本質目的の追求」。あんたはどう思うんだ?とか、一言で言って何だ?というように、常に自分の思い・志を聞かれ、自分の考えを言わないと質問もできない風土があります。

また「三現主義」として、【現場】【現物】【現実】を大切にし、自らが体験し、考えることを推奨しています。

本田宗一郎氏の強烈なリーダーシップの賜物ですが、これが愚直に徹底されていることが、同社の強みといえますね。

このように、DNAをしっかりと根付かせ、愚直なまでに「負けない戦略」を実行していくためのポイントとしては3つ挙げられます。

1.概念がしっかりしている
2.分かりやすいネーミングをつけている
3.全員が共有している

つまり、コンセプチュアルな部分を明確に持ち、それを社内マーケティングとして分かりやすく浸透させ共有していく、ということが「負けない戦略」を徹底し、DNAを根付かせていくためのポイントだといえます。

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MBAで学ぶようなトピックを、ちょっとずつかじれます。
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