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リスク分散の考え方

どんなに精緻な戦略を策定しても、想定外の事態に伴い戦略を変更する必要が出てきます。

こうした不確実性=リスクに対処するために、リスクマネジメントについて考えておく必要があります。

リスクに対処する鉄則は、「複数のたまごを同じかごの中に入れない」ということ。

つまり、できるだけ分散させ、仮に一つがうまくいかなかったとしても他のものでカバーするのです。

投資家が複数の投資対象を保有するのは、分散によってリスクを低減化させるからなんですね。

1.時間を分散させる

投資のタイミングをずらすことでリスクを軽減させる方法。大きな資金を一回投入するよりも、プロジェクト全体をいくつかのフェーズに分解し、それぞれの成功基準をクリアした段階で次のフェーズに必要な資金を投下。

たとえば、テストマーケティングは、ある特定の地域においてテストを行い、その結果を評価した上で全国販売に踏み切ります。

ちなみに日用品や食料品などは、全国の平均的な市場という特性から、札幌や静岡、広島などで実施される場合が多いです。

2.アプローチを分散させる

ある特定の商品・サービスにおいて、複数の市場導入シナリオを用意し、それぞれのアプローチを同時平行させることでリスクを分散させる方法。

スピード勝負や競合が強力な場合は適さないが、先行き不透明な場合は大損するリスクが低減できます。

1980年代後半のマイクロソフトは、ウィンドウズの開発、アップルコンピュータ向けソフトの開発、 UNIXへのシフトなど、あえて複数同時平行させることで、不確実な将来に向き合いながらリスク回避していたんですね。

3.マーケットを分散させる

複数のマーケットに着目し、相関度合いの少ない対象を組み合わせて事業を行うことでリスクを分散させる方法。

相関度合いが少なければ、一つの事業を取り巻く市場環境や景気、顧客トレンドの変化といった環境変化が及ぼす他事業への影響は少なくなります。

グローバルニッチトップを掲げる日東電工は、多数の部品・材料市場に進出し、12製品で世界シェアNo.1。

電子デバイス、自動車、ヘルスケアなどに分散させることで、リスク回避を図っているんですね。

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MBAで学ぶようなトピックを、ちょっとずつかじれます。
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